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大人が眠くなるお話「眠れなくても、まぁいいか」【朗読付き】

大人の寝物語「眠れなくても、まぁいいか」よく寝る本

ちょっと前に「おやすみロジャー」という本が話題になりました。

この本は絵本なのですが、読み聞かせするだけで子供がすっと眠りにつくような内容になっており、その効果も高いことから様々なメディアにも取り上げられました。

おやすみロジャーを読んでみると、確かに随所に眠くなる仕掛けが盛り込まれているお話(物語)で、これを聞いていると眠りが誘われるのもわかる内容。

特にお子さんなどにはおやすみロジャーを朗読してあげればその効果は高そうです。

今回紹介するのは、そんなおやすみロジャーの大人版の物語ともいえる「眠れなくても、まぁいいか」です。大人にも効果が高い、眠くなるお話とは。

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睡眠導入効果が高い!大人も眠れるお話(朗読付き)

本書が大人版「おやすみロジャー」と言えるわけ

大人が眠くなるお話「眠れなくても、まぁいいか」はとある動物園の飼育員が夜の園内を巡回するところから始まる絵本です。

この飼育員、最近仕事がうまくいっておらず、ストレスが溜まってか不眠気味。

生あくびを伴いながら夜の動物園を巡回中に動物達に話しかけられるという不思議な体験をします。

アヒル、パンダ、ウサギ、ナマケモノ、ゾウ、ラクダ、ライオン、カメ、ヒツジ、キリンの各動物から眠りに関する様々な教えやアドバイスを受けるというもの。

読者はその動物達のアドバイスに従って、良い眠りを迎えられるための方法を一緒に行っていくという形になっています。

大ヒットした「おやすみロジャー」もうさぎのロジャーと一緒に眠くなっていく方式をとっているので、この「眠れなくても、まぁいいか」はまさに大人版ロジャーとでもいうべきお話(物語)なのです。

快眠セラピスト監修の「睡眠導入書」

舞台は動物園
本の帯にもありますが、「眠れなくても、まぁいいか」は快眠セラピスト指導のもとでお話が製作された「睡眠導入書」とあります。

眠ってはいけない場所での音読を控えるよう注意書きがあるぐらいで、各動物が与えてくれるアドバイスは心理学や科学的な研究を元に、聞いていると自然と眠くなる、睡眠導入効果の高いものとなっています(参考:【睡眠本】眠れない時代だからこそ、寝るための方法が学べる本)。

巻末には各動物のアドバイスが心理学的、科学的にどのような効果があるのかの解説もあるので、それぞれの意味が深く理解できるのも魅力です。

子供と違って、大人はどういう理由でこの眠くなるお話に効果があるのかというのを知りたがるもの。こういうところをきちんと理解すると、より「眠れなくても、まぁいいか」のプロセスやアドバイスに対する信頼感が増すことでしょう(半信半疑だとなかなか効果も薄まりそうですし)。

一度だけで終わるのでなく、何度も聞くことによって効果も高まってくるとあり、これも快眠の条件付けを体に染み込ませるためにも有効でしょう。

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大人も眠れる!お話の「朗読」サービス

読み聞かせ

「眠れなくても、まぁいいか」は全70ページちょいの短いお話です。

普通に読んだら、本編の物語と解説を合わせても、全部で1時間もかからないぐらいでしょう。

夜寝る前に読むにもちょうど良い本ですが、読みながらそのまま眠りにつく(寝落ちする)というのはなかなか出来ません。

誰かにお話を朗読(読み聞かせ)してもらえれば、聞きながら寝落ちできていいのですが、大人になるとそんな風に読んでもらえるなどなかなか難しいと思います。

そんなニーズに応えてか、「眠れなくても、まぁいいか」の巻末には朗読音源のダウンロードチケットが付いています。

これこそが、本書が大人が眠くなるお話という所以です。寝る時にお話(物語)を語ってもらう経験って大人になるとまず無いでしょう。

スマホなどにダウンロードすれば、「眠れなくても、まぁいいか」の本文の朗読がまるまる収録されており、大人でも聞きながら眠りにつくことができます。

布団の中に横になってリラックス状態で本書の睡眠アドバイスを実行することができ、目をつぶったままでも眠くなる効果を体感できます。

大人も眠くなるお話である「眠れなくても、まぁいいか」の魅力はこの読み聞かせ朗読データにあると思うので、購入の時には中古を避けることをお勧めします(巻末袋とじにダウンロードアクセス権が添付されているので、中古だとすでに使われている可能性高し)

「眠れなくても、まぁいいか」の朗読の感想

最後まで聴けず寝落ち多し

快眠女子

「眠れなくても、まぁいいか」の朗読はのんびりとした声で眠りを誘ってくれます。声だけとっても眠くなるタイプの声質。

各動物ごとに眠りにつくための様々なアドバイスがあり、布団の中でそれを試すのですが、私はまだラストまで聴き終えたことがありません。

途中、ナマケモノのアドバイスで全身に力を入れて、一気に緩め、リラックス効果を味わうものがありますが、それ以降はいつの間にか寝落ちしています。

多くのアドバイスが肉体へのアプローチから身体を緩め、リラックスしていくものが多く、一日の身体のこわばりが上手くほぐれていくのが解ります。

私の感想としては身体がほぐれるにつれて眠くなり、徐々にお話の音声が遠くになっていく感じがして寝落ちのパターン。朗読は遥か遠くの方に、気づけば夢の中といった感じです。



寝つき辛い時にめちゃくちゃ効果の高い「寝たまんまヨガ 簡単瞑想」のように目を閉じていても音声によって眠りへのアシスタントしてもらえるのは本当に便利です。

最近では様々な睡眠アプリや瞑想誘導アプリなどでもこういう音声による指導型を見聞きしますが、「眠れなくても、まぁいいか」のようにお話の形式で睡眠導入してくれるものはなかなかないと思います。

お話形式のいいところは、いわゆる睡眠指導書の様なテクニック指導などだけでは味わえない、頭の中でイメージを広げながら眠くなるという楽しみもあり、よりリラックスして眠りを楽しめるのではないでしょうか。

(目をつむったまま、音声誘導で眠くなるという点で、「寝たまんまヨガ 簡単瞑想」はすごくおすすめです。>>【神アプリ】最高の寝落ち体験!「寝たまんまヨガ 簡単瞑想」

文字どおり「眠れなくても、まぁいいか」

最後まで聞かなきゃいけないわけでもなく、いつ寝てもいいし、また「眠れなくても、まぁいいか」のタイトル通り眠れなくてもかまわないぐらいの気楽なスタンスで聞くと効果が高いように感じます。

大人によくありがちな「寝なきゃだめだ!」って気負わず、「眠れないことだってあるし、これで寝られりゃもうけもの」ぐらいの気楽な気持ちでどうぞ。

たとえ眠れなくても、朗読を聴く前と後ではからだのリラックス感には変化があることだと思います(特に「体に力を入れ緊張させてから開放」のプロセスはリラックス効果を実感しやすいです)。

この大人にも眠くなるお話を朗読してもらう体験だけでもどこか童心に返った感じで楽しめて、気分がほぐれるかと思います。

効果は人それぞれですが、私のように最初から寝落ちしてしまう人もいるはずなので、気楽に「眠れなくても、まぁいいか」を試してみてください(【快眠】すぐ眠れると話題!即効性のある478呼吸法)。

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朗読でのアヒルの音量に注意

アヒル

この快眠セラピストの慣習もあり、朗読も付いている「眠れなくても、まぁいいか」にも私的に一つ難点が。

朗読は適度な抑揚で眠りにつきやすい語り口調なのですが、なぜかアヒルだけ音量(声のボリューム)が大きいのです。

あくまで私の感想なのですが、アヒルの所になると一瞬ビクッとなるくらいの大きさ。結構いきなりくる感覚です。

一番最初に出てくるのがアヒルでアヒルに合わせて音量を調節すると、他の動物の声がかなり小さくなるのが難点。

私は一度目以降は、アヒルを飛ばしてパンダから聴くようにしています(各動物ごとに章が区切られているので好きなとこから聴き始められます)。

アヒルの部分は最初に覚えておいて、朗読を再生する前にアヒルレッスンを自分でやればオッケーだと思います。

眠るのにちょうどいい、心地よい音量を見つけ、動物達の快眠アドバイスを試しながら大人が眠くなるお話をお楽しみください。

寝る前に聞く朗読でいえば、こちらの記事もおすすめです!
【感想】市原悦子の朗読で楽しむ「赤毛のアン」(CD版)

読み聞かせ。子供を寝かしつけるのにおすすめな絵本「おやすみ、エレン」