本日も快眠を目指すため、寝る前読書にぴったりな本をおすすめします。
今は7月ですが、連日暑い日が続いています。
人によっては汗だくで汗だくでどうしようもないって人もいるのではないでしょうか。
それとは反対に、暑いんだけれども汗をかかないという人も。私もこの類です。
運動不足気味なのと、基本仕事中はクーラーつけているのであんまり汗をかきません。これって実は汗腺をさぼらせていることにも。
汗というのはかかないと、発汗能力が衰えるそうです。ですので私はあえて思いっきり汗をかくようにサウナに行きます。
サウナで汗をかき、水風呂に入るとディープリラックス。その夜はいつもより格段に良く眠れているよう。
今回紹介するのはそんなサウナを漫画にした「マンガ サ道~マンガで読むサウナ道」という本です。
サウナの入門書としても優れている、その魅力が伝わってくる良作です。
サウナ漫画「マンガ サ道」を読めばきっとサウナに行きたくなる
コップのふちこのイラストレーターが描くサウナ漫画
作者はタナカカツキ先生。いろいろな漫画やイラストを描かれていますが、最近でももっとも有名なものといえば「コップのフチコ」を原案したことでも知られています。
シンプルでともすれば描きなぐった感じの絵なのですが、現代的バランス感覚にあふれおしゃれな感じの作風を持つ稀有な漫画家(マルチクリエイター)さん。
そのタナカカツキ先生、実は日本サウナ・スパ協会の広報大使でもあります(他の大使は読売ジャイアンツ終身名誉監督の長島茂雄さんというからすごいことなのでしょう)。
サウナ好きの人ならば、一度はタナカ先生の描いたサウナの入り方ポスターを見たことがある人も多いのではないでしょうか。
サウナで見つけたサウナの漫画
わたしが最初にこの「マンガ サ道~マンガで読むサウナ道」を見つけたのはまさにサウナでのことでした。
生まれて初めてサウナ付きのカプセルホテルに泊まった時のこと。場所は名古屋にあるサウナ&カプセルホテル ウェルビーというところです。
そこはものすごくサウナの設備に凝っていて、満足度の高い場所でした。サウナでリラックスしたあと休憩室で何気なく手に取ったマンガ雑誌「週間モーニング」。
そこに連載されている「マンガ サ道」。たまたまその週の回で紹介していたサウナが泊まっていたウェルビーでした。
ウェルビーには本場サウナで使われているヴィヒタと呼ばれる白樺の束ねたやつがあり、先ほどまで堪能していたサウナのことがマンガで描かれているのはなんだか不思議な気分だったのを覚えています。
これはコミックスが出たら絶対買おうと決めた瞬間でもありました。
漫画の決め台詞「ととのったー!」サウナでの「整う」とは
サウナとは水風呂で「整う」
「マンガ サ道」はサウナを題材に、その様々な魅力を面白おかしく伝えてくれるマンガです。
このマンガの一番の肝は「水風呂」と「整う」というところにあると思います。
サウナは入るけれども水風呂嫌いという人もかなりいます。しかしこれはめちゃくちゃもったいない。サウナの気持ちよさの9割は水風呂にあるといっても過言ではありません(もちろん体質や持病によっては水風呂を控えたほうがいい方もいるので、ご自身の判断でお願いします)。
口では伝えづらい「整う」ディープリラクゼーション
しかし、これは口で言ってもなかなか伝わらないもの。あの水風呂に入った後の休息時間に訪れるディープリラクゼーション、なんといっていいものかわからないほどの気持ち良さ。何かが全身を駆け巡るのです。放心といいましょうか、とにかくディープリラクゼーションの夢見心地の感覚。
その感覚を、タナカカツキ先生は「ととのったー!」という一言で見事に表現されています。「整う」これこそまさにサウナの気持ちよさ、ディープなリラックスの瞬間を言い当てていると思います。
サウナと水風呂タッグのディープな気持ち良さの感想は、体感しないとわかりませんが、少なくともこのマンガはサウナ未体験の人にも入ってみたい、「整う」を体感してみたいという気持ちをおこさせる力のある作品です。
もちろんサウナ好きの人にも「わかるわかる!」と納得の本。わたしはこの単行本を読んですぐにサウナに行きました。
美味しそうな料理番組を見てその料理を食べると満足が高いように、この「マンガ サ道」を読んで欲求を高めた後に入ったサウナはいつもより満足度が高かったです。
サウナは安眠や熟睡効果がある?
科学的に安眠効果があるのかははっきりとわかりませんが、私の場合で言えばいつもより熟睡率が高い気がします。
サウナに行った日はいつもよりも、全身ほぐれているような気がして、寝つきや睡眠の質もよく熟睡できている感じ(参考:高コスパ!目元を温めて熟睡タイム【あずきのチカラ】)。
感覚的なものですが、二つの理由があるように思います。
サウナは適度に疲労する
疲れを取るためにサウナに入るという人も多いですが、実際サウナは若干の疲労があると思います。暑い中でたくさん汗をかきますし、水風呂と交互で入っていると上がった後では若干ダル気持ち良い状態に。
血流も駆け巡ってる感じがしますし、なんだか生まれ変わるよう。
疲れたーという感じではなく、本当に適度な疲労って感じです。なんかいろいろめんどくさいなぁってぐらいの疲労。これが安眠や熟睡に適度に効いてる気がします。
(血流が良くなり、疲労がとれるという記事などもありましたが、とりあえず私は「心地よい疲労」という感覚です。)
サウナのディープリラクゼーションでストレス軽減
サウナと水風呂を交互に入り、上がって休憩しているとディープリラクゼーション(「整う」の瞬間)タイムが訪れます。
多少ストレスが溜まっていても、サウナと水風呂タッグの前ではいろんなことがどうでもよくなるようなリラックス状態に。あぁ幸せタイム。
心身ともに「整う」とリラックス感覚も持続時間は長いですし、ストレスをサウナに置いてくることでいつもより安や熟睡できるのではないでしょうか。
上記のものはあくまで私の経験による感想なので、科学的根拠がないのでご了承ください。しかし、サウナ好きな人にはなんとなくわかる感覚かと思います。
マンガ「サ道」はサウナで整う魅力を広める
快眠のための入浴方法と温泉のすすめ!でも書きましたが、私は温泉好きです。それと同じくらいサウナも好き。
「マンガ サ道」の登場人物たち。サウナで「整う」ことにより日頃の疲れやストレスを洗い流しリフレッシュしています。
寝る前などにこの本を読んでいると「あぁサウナ気持ち良さそうだなぁ。行きたいな。」ってイメージがむくむくと湧き上がってきます。
頭の中は気持ちの良いサウナ空間のことばかり。気持ちのいい状態をイメージするってことは良くて、体もなんだかリラックスモードに。
近いうちにサウナに行く予定をたて楽しみにしつつ眠りにつけば、気持ちの良い眠りも期待でるかも。
また、この漫画でサウナに目覚めることで、サウナリラクゼーションや「整う」習慣をつければ一つストレス解消の方法を見つけたことにもつながると思います(もしくは、友人にサウナの良さを布教したい場合には「サ道」から魅力を伝えては?)。
サウナが好きな人も、今まで興味がなかった人も。
「マンガ サ道」でなにかしらサウナ縁を作ってその気持ちよさ、リラックス感を体験してみてください。「整う」魅力が大勢に広まりますように。