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【感想】市原悦子の朗読で楽しむ「赤毛のアン」(CD版)

市原悦子朗読の「赤毛のアン」がおすすめ よく寝る本

本日も寝る前の読書におすすめな本を紹介させていただきます。

みなさん「赤毛のアン」って読んだことありますか?

何十年も多くの人に感動を与え続けている名作中の名作。

みなしごのアンが成長していく様子に、多くの人が感動と勇気をもらったことだと思います。

本日は「赤毛のアン」でも本ではなく朗読CDのご紹介。

ドラマや日本昔話でおなじみ市原悦子さんが朗読をされている「赤毛のアン」をおすすめしたいと思います。

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市原悦子の朗読で「赤毛のアン」を聞く贅沢

「赤毛のアン」を読んだのは大人になってからでした

「赤毛のアン」という話は孤児のアンがプリンスエドワード島で、マシュウとマリラという老兄妹に引き取られるところからはじまります。想像力豊かなアンが前向きに成長していくというストーリー。

私が「赤毛のアン」を初めて読んだのは25歳ぐらいの時だったと思います。

読もうと思ったきっかけは脳科学者の茂木健一郎さんが「赤毛のアン」のファンだということを知ったから。

ちょうどその時茂木健一郎さんの著作にはまっていたので、がぜん「赤毛のアン」に興味を持ちました。

それまでは「赤毛のアン」といえばどちらかといえば少女向けの小説といったイメージを持っていました。それもあって、学生時代も敬遠していたんだと思います。

しかし、読んでみるとそんな印象は吹き飛びました。プリンスエドワード島で孤児ながらも、夢と勇気と希望を持ってたくましく生きる前向きなアンの姿に感動。

少女向きの小説かと思いきやそんなことはなく、男性でも大人でも十分に楽しめる素晴らしい小説です(下手に作品に偏見をもって読まず嫌いに反省しました)。

市原悦子さん朗読のCD版「赤毛のアン」

「赤毛のアン」という長年愛される名作。その朗読版CDが存在することを知ったのは数年前。

しかも朗読しているのは、日本昔話でおなじみ市原悦子さんというではありませんか。

30代以上の方ならば、「まんが日本昔ばなし」に馴染みがあると思います。常田富士男と市原悦子さんお二人の声は私の世代ではものすごく馴染み深いものですし、ある意味朗読というもののベースとなっている声です。

ちょうどそのころ、樹木希林さんと共演していた邦画「あん」を観て、市原悦子さんの演技にも興味を持っていた頃。その朗読CDにがぜん興味が湧きました。

安くないお値段でしたが、私の妻は私以上に「赤毛のアン」好きなので、妻の誕生日プレゼントに購入。私も聞かせてもらうという形をとることに(もちろん喜んでもらえましたよ!)。

NHKCD 「赤毛のアン」

この朗読の「赤毛のアン」は本作品はNHKラジオ第2「朗読」(2014年1月~3月放送)がCD化されたものみたいです。

本でいうと「赤毛のアン」、「アンの青春」、「アンの愛情」あたりまでのお話が全12枚組のCDで収録されています。

CDのベースとなっているのは朝の連ドラ「花子とアン」の主人公だった村岡花子さんの翻訳のもの。私も村岡さん訳の本でアンに親しんでいたので、ありがたかったです。

演技派、市原悦子さんの朗読CDの感想

朗読

NHKCD「赤毛のアン」は朗読ですので市原悦子さんがお一人で全ての役を担当されています。

市原悦子さんといえば「まんが日本昔ばなし」での、あのおっとりとした話し方の印象が強いですが、「赤毛のアン」では緩急織り交ぜて各登場人物たちを演じ分けています。

たとえばアンでしたら天真爛漫な女の子といった声、一方マリラでしたら最初は少し厳しめでアンを甘やかせないぞというキリッとした感じです。マシュウでいえばおっとりとした老人といった声に。

アマゾンのレビューでも同じような感想を持たれていた方がいましたが、この朗読CDは市原悦子さんの一人劇といった印象が強いです。ただたんに本を読んでくれている、朗読してくれているというのとはちょっと違います。

どちらかといえば単なる朗読というよりも、演技派の女優市原悦子が「赤毛のアン」という劇を声だけで演じきっているといった感想を抱きました。

市原悦子さんの朗読でプリンスエドワード島の世界が広がる

プリンスエドワード島

こういう朗読ものって、読み手の技量がものすごく試されるものだなという印象も。その点、優しくも広い世界観を持つ市原悦子さんの声は、この「赤毛のアン」の世界にとても合っていると思います。

「赤毛のアン」はアンやギルバート、ダイアナといった子供だけでなく、マシュウやマリラ、リンドおばさんなどの年配も演じ分けなければいけません。

この年齢に幅のある登場人物たちを一人で朗読しなければならいのであれば、若い俳優さんや声優さんが読むよりも、経験豊かで「まんが日本昔ばなし」においても様々な役を演じてきた市原悦子さんこそ、この名作にふさわしい読み手でしょう。

市原悦子さんお一人で朗読しているのに、アンをはじめとして多くの登場人物がそれぞれ個性を持って立ち現れます。

朗読を聞いているだけで、頭の中でプリンスエドワード島やグリーンゲイブルズの「赤毛のアン」の世界が広がっていきます。

【追記】市原悦子さんのご冥福を申し上げます

2019年の1月に市原悦子さんが亡くなりました。

小さい頃からマンガ日本昔話を見てきた世代としては、その語りは両親や保育園の先生の声と同じぐらい親しみ深いものでした。

市原悦子さんの朗読で、多くの人の感受性が養われてきたことかと思います。もちろん私だってそう。時に昔話に笑い、時に怖がり、時に悲しい気持ちになったりと、多様な感情を抱かせていただきました。

日本のおばあちゃんと言われるような女優さんは様々いますが、こと「物語を語ってくれるおばあちゃん」といえば市原悦子さんを以外には思い浮かびません。

今まで素晴らしい演技や、朗読をありがとうございました。改めて、ご冥福をお祈りいたします。

寝る前に、目をつむっても「赤毛のアン」の世界に浸れる贅沢

私は寝る前に落語を聞くことも習慣としていますが、耳で聞くものは目をつむったあとでも楽しめるのが魅力。

本だと目を使わなければいけませんし、読みながら寝落ちするというわけにはなかなかいきません。

しかし、この朗読CDならば、布団に入って電気を消して、目をつぶった後でも耳から「赤毛のアン」の世界を楽しむことができるのです。

楽しく、勇気と希望にあふれ前向きに生きるアン。そのアンの人生が市原悦子さんの優しい朗読によって広がっていく。アンの世界を想像しながら浸っているだけで、心がほぐれてきて気持ちよくなってきます。

CDのキリのいいところまで聞いて余韻を楽しみながら寝るもよし。アンの世界に浸りながらそのまま寝落ちするもよし。

読書とはまた違った、名女優市原悦子が演じる「赤毛のアン」の朗読CD。寝る前の時間がちょっと贅沢なものになります。

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