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「MIB インターナショナル」感想!クリス・ヘムズワースを楽しむ

笑うおすすめ映画

この記事では「MIB インtなーナショナル」の感想についてのレビューです。最後までどうぞごらんください。

これまでのMIBシリーズとは違い、スピンオフ的な立ち位置の今作。ウィルスミスとトミーリージョンズというおなじみコンビニ変わって、クリス・ヘムワーズとテッサ・トンプソンの「アベンジャーズ」的コンビが主役をはっています。

大人気シリーズのスピンオフ的作品って、結構叩かれがちですが、本作の出来ははどうだったのか?そういうところも含めてレビューをどうぞ。

※以下ネタバレを含みます

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感想「MIB インターナショナル」。見所はクリス・ヘムワーズ

映画『メン・イン・ブラック:インターナショナル』予告4 6月14日(金)公開

まず率直な感想として、面白かった!これでいい、これぐらいでいい、ちょうどいい面白さ。

MIBインターナショナルを見た日が、雨の日の日曜日で、何もすることなく「映画でも観るかぁ」というゆるいテンションだったのも幸いしたのかもしれません。そういう「映画でも観るかぁ」的なテンションの時に、ぴったりな作品でした。

MIBといえば、言わずと知れた大人気シリーズ。これまでトミーリージョーンズとウィルスミスのコンビで好評を博してきましたね。今回のインターナショナルは、スピンオフ的な立ちいちになるみたいです(観るまでは続編かと思っていました。新シリーズというわけでもないのかな?)。

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主役のエージェントHは「マイティーソー」や「ゴーストバスターズ(2016)」で人気のクリス・ヘムズワース。マイティーソーの頃は、ただのマッチョイケメン的な人かと思っていましたが、ゴーストバスターズでそのコメディアンっぷりに魅了され、お気に入りの俳優さんです。今回のエージェントHではチャラくてモテモテ(異星人にも!)だけど優秀、実は過去に何かあるのを臭わせるというような役どころ。

また、クリス・ヘムズワースのバディー役でエージェントM役に「クリード チャンプを継ぐもの」や「マイティ・ソー/バトルロイヤル」でバルキリー役を演じたテッサ・トンプソン。黒人の女優さんってシュッとしてたり、パワフルなイメージが強いのですが、テッサ・トンプソンはチャーミングな可愛さがあって好き。MIBインターナショナルでのブラックスーツ姿でも、ショートカットがキュートで似合っていました。

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そんな二人が主演を務める今回のインターナショナル。舞台もアメリカからイギリス、ヨーロッパ、そして世界へと広がっています。

始まりとしてはテッサ・トンプソン演じるエージェントMは幼少の頃宇宙人、そして MIBとの遭遇歴があり(記憶は消されなかった)、その経験から自らMIBの基地を探り当てメンバーになるという展開。

これまでのMIBファンを焦点にあてているのでしょう。そういう組織があるというのを臭わせたりだとか、スカウトまでに時間をかけたりとかはすっ飛ばして(MIBでは結構その時間を割いていたので)クリス・ヘムワーズとのコンビ劇をたっぷり堪能させるところに重きを置いているようです。

かつて敏腕を誇り、エイリアンから世界を救った過去があるもののそこからどうも様子のおかしいエージェントHと新米エージェントMとのコンビ劇。

こういう展開ではじまると、たいていは先輩が後輩を指導していく。最初は仲違いからはじまるものの、新米の成長を経て最後は強大な敵を倒すという流れが一般的。

これまでのMIBでも新米のウィルスミスを、ベテランエージェントのトミーリージョンズが鍛え、仲違い、意見の不一致を通して、強力なコンビ関係になるという流れがありました。

しかし、今回の「MIBインターナショナル」ではそういう流れもなし。テッサ・トンプソンのエージェントMは最初から優秀だし、武器の扱い方やMIBでの立ち居振る舞いなどもほぼできています。わりとすんなり、クリス・ヘムワーズのエージェントHとコンビにおさまるというスムーズな展開。

ネットなどの感想を見ていると、こういうところに違和感を覚えている人も多かったです。これまでのベテランと新米の掛け合い部分が楽しかったのに、それがない今回のインターナショナルで物足りなさを感じる人も。

ただ、私としてはそういう部分よりも、コンビの軽快な掛け合いやテンポの良い展開を望むので、「MIBインターナショナル」の構成は概ね満足でした。

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大きな流れとしては、これまでのシリーズと大体一緒。地球絶滅の危機に直結するかもしれない、強力な武器が持ち込まれる。と同時に、それを狙う強い宇宙人が。この辺はウィルスミス版のものと大体同じ流れ。

ちょっと違うのは、MIB内の不穏な空気と、クリス・ヘムワーズ自体過去に何か抱えており、その辺の怪しさがシンプルな展開の中にも深みを持たせてくれています。

あと、これまでのシリーズより若干スタイリッシュになったという感想も。これまではトミーリージョンズが絶妙なダサさ(いい意味での)を醸し出してくれていましたし、それがレトロなSF映画のようないい味わいを出していた。いるだけで、上質のコメディーのような。

インターナショナルに関しては、そういうベテランかつレトロな味わいというのはなかったのが残念。MIBが持っていた、最新SFとはちょっと違う、絶妙なダサい味わいが失われている印象もありました。

それと、個人的にクリス・ヘムワーズのコメディアンとしての要素が好きなので、その辺をもっと見たかったなぁ。「ゴーストバスターズ」で見せてくれた、すっとぼけた演技にどハマりしたので、そういうコミカルな流れがもっとあってもよかったなぁと。そういう要素を組み込める流れは、宇宙人が出てくるSFにはがっつり組み込める余白はあると思います。

インターナショナルに続編があるとするならば、クリス・ヘムワーズとテッサ・トンプソンとの掛け合い漫才のような。そういうシーンをもっと増強して、コメディー色を強めにしたものもみてみたいですね。もちろん、本編のMIBと合流して、トミーリージョンズとウィルスミスを交えたコントのような展開でも大歓迎。

クリス・ヘムワーズへの思いがだいぶ長くなってしまいましたが、作品全体の感想を。

冒頭にもいいましたが、これでいい、ちょうどいい面白さでした。「たぶんこうなるんだろうなぁ」という展開が進んでいき、最後にはめでたしめでたし。

途中途中でアクションシーンは多分にあるし、出てくるガジェット類もピカピカのビーム銃などレトロSF感満載のものばかりでワクワクさせられます。宇宙からやってきた武器も、冗談のような威力を持っており、それがたやすく奪われたり奪い返したりの展開はテンポよく、見ていてダレるということはありません。

「映画を観るぞ!」や「MIBをがっつり楽しんでやる!」というテンションだと、ちょっと拍子抜けするかも。ハードルを上げすぎず、雨の日の休日(もしくは暇な深夜など)、のんびりと「映画でも観るかぁ」というテンションでなら、ばっちりなテイストだといえるでしょう(映画鑑賞は、意識的にハードルを下げるのも大切かも。スターウォーズsp9で痛感しました、、、関連記事:「スターウォーズep9」感想(ネタバレ含む))。私的には、十分続編が観たいと思わされる内容でしたよ!

何よりクリス・ヘムワーズ好きには、黒スーツ姿でバシッとしているのに、いまいち決まりきれない役どころの楽しさを堪能できるかと思います。

昔からのファンも、なんとなくで観てみようかなという人も。気楽な気持ちで「MIBインターナショナル」を楽しんでみてください。