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手ぬぐいの5つのメリットとは?夏に大活躍!

夏の手拭いは便利徒然思う

今年も暑い日々が続いております。「The 夏」って感じ、ジリジリと刺すような日差しで汗だくの人も多いのではないでしょうか。

私はさほどに汗をかかないほうですが、それでもこの暑さにはじわじわと汗が吹き出てきます。

そんな夏に便利なのが手ぬぐい。もともと手ぬぐいが好きなのですが、ただ見た目のよさだけでなく、夏の暑さをしのぐメリットが多々あります。

「汗を拭くならタオルでいいんじゃない?」って方もいらっしゃるかと思いますが、手ぬぐいには手ぬぐいならではの良さが。

夏に超絶便利な手ぬぐいのメリットをタオルと比較しながらご紹介させていただきます。

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夏に便利な手ぬぐい!持ち歩くべき5つのメリットとタオルとの比較

1.手ぬぐいは持ち歩きやすいというメリットがある

手拭いとうちわ

手ぬぐいのメリットに、小さく折り畳めて持ち歩きやすいという点があります。私も、常に藍染のてぬぐいを持ち歩いておりますが、普段使っているカバンの中にすっぽりと収まります。

手ぬぐいの基本的なサイズはだいたい90cm×30㎝ほど。おりたためば「ハンカチを畳んだよりよりちょっと大きいかな?」ぐらいまでには小さくできますよ。

これがタオルだと、起毛の部分もあってなかなか常に入れておけるサイズにまで小さくするというのは難しいかと思います。その点でも小さく折りたためるというのは、手ぬぐいのメリット方。特に夏場ですと、常に汗が吹き出る可能性に直面しますし、必要な時にそなえて持ち歩けるというのはとても便利。

公園などで、突然子供が噴水で水遊びを始めるという事態もよくあること。そんな突然の事態でも、手ぬぐいを持ち歩いていれば、すぐに拭いてあげることもできます。

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2.手ぬぐいは切りっ放しによってすぐに乾く

手ぬぐいを使用するメリットにすぐに乾くというのがあります。これは手ぬぐい独特のデザインによるもの。

日本の手ぬぐいの両端は、「切りっ放し」といって、布を裁断したままの状態になっています。これがタオルとかですと、端を縫うなどの処理がされていますが、手ぬぐいにおいてはあえて切りっ放しのままで使います。

ほつれなどが出てくるデメリットはありますが、この切りっ放しのままであることにより、乾きが早いと言われています。端の部分からも水分が蒸発しやすいんでしょうね(聞いた話では、この切りっ放しがあることにより、裂きやすいというメリットもあるそう。昔は下駄の鼻緒が切れたときなど、手ぬぐいを割いて応急処置をしたという話も聞いたことがあります)。

もちろん、布が薄いことによっての乾きやすさもあるかもしれませんが、夏場などは濡れていても小一時間もあれば乾燥してしまうのが手ぬぐいのメリット。これがタオルだと、乾くのにもうちょっと時間がかかるでしょう。

使い終わったら、ちょっとその辺にかけておくだけで、すぐにぱりっと乾いた状態でまた使えるというのも手ぬぐいの魅力の一つです。

3.手ぬぐいをぬらすとひんやり気持ちいい。

手ぬぐいを濡らして絞ったものは、夏場の暑さ対策にも最適です。首などに巻いておけば、ひんやり気持ちいいというメリットもあります!

これがタオルとかだと、しばらくたつと生ぬるくなってどうしようもなくなります。ただ、手ぬぐいですと、薄いという点もあり、ちょっとはたいたり風にあてたりすると、気化熱ですぐにひんやりとします(気温にもよりますが)。

それに首からかけておくならば、タオルよりも手ぬぐいのほうが見た目にも涼がありますし、粋な感じもしませんか。

汗拭き用に乾いた手ぬぐいを使うのもいいですが、暑さ対策に濡れ手ぬぐいを使うのも夏場にはおすすめします。

4.手ぬぐいは夏のファッションアイテムに便利

手ぬぐいのいいところはデザインが豊富なところ。一枚あたり1000円〜2000円ぐらいが相場ですので、ちょっとしたコレクションにしている人も多いです。私も10枚ぐらい持っていまして、気分に合わせてデザインを選んでいます。

たとえばその日のファッションにあった手ぬぐいをチョイスしてみる。首から巻くもよし、腰から下げるもよし、ちょとしたアクセントで一気に夏らしさが高まります。

これがタオルだと、なんだか野暮ったい感じがしないでもないですが、手ぬぐいだと一気に夏を彩るアイテムに。

低価格ながら、夏の彩りを気軽に演出できるのも、手ぬぐいのメリットです。

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5.頭に手ぬぐいを巻いて、熱中症対策に

手拭いを頭に巻く

例えば、アウトドアの時とかに帽子を忘れた場合などでも、手ぬぐいを頭に巻いて熱中症対策に使えるというメリットも考えられます。

先ほども言ったように、常に持ち歩きやすいので頭に被せれば、ちょっとした日よけになります。夏場屋外に出たとき、帽子を忘れてクラクラしたって経験がある人もいるかと。手ぬぐい一枚、かばんに忍ばせておくだけでいざってときに助かりますよ。

薄いということもあり、帽子ほどの遮光効果はありませんが、それでも巻かないよりは熱中症の予防になるかと。

もちろん、タオルでもいいのですが、デザインの観点からいうと色々な柄のある手ぬぐいのほうがおしゃれも演出できますよ。

吸水性はタオルの方に軍配があがる

タオルと手ぬぐいを比較したとき、残念ながら吸水性の点においてはタオルに軍配があがります。これは素材や厚さの点でもどうしようもないところ。

しかし、手ぬぐいは薄くて絞りやすいので、拭いてはしぼりを何回か繰り返せばタオルと同等の水分を給水することは可能です。

ちなみにですが、私は手ぬぐい一本で温泉に行き、体を洗って、風呂上りに拭くところまでやったことがあります。数度の絞りを入れることで、割り合いすっきりと水分を拭き取ることができましたよ(ただし、ロングヘアーの方は手こずるかも)。

手ぬぐいとお風呂

思えば昔の日本にはタオルなどはなく、手ぬぐい一本で銭湯に通っていたのですから、できないことはないんです。

出先きで急に温泉や銭湯に行きたくなった。しかし、そこは貸しタオルすらやっていない。そんなときでも手ぬぐい一本カバンに忍ばしておけば、お湯を楽しめます。一度手ぬぐいでお風呂に挑戦してみては?

メリット多数な手ぬぐいを夏場持ち歩こう

この記事を見て手ぬぐいを持ち歩くメリットに興味を持った方は、ぜひ一本手に入れてみてください。

デパートやショッピングモール、お土産やさんなど夏場でしたら色々なところで手に入るかと思います。デザインも色々あるので、きっと自分にあった一枚が手に入るかと思います。

また、手ぬぐいを持つ人が増えれば、日本の夏っぽさが増していくようにも感じます。タオルももちろん便利。でも粋を演出する意味でもこの夏は手ぬぐいを持ち歩いてみてはいかがでしょうか。一本かばんに忍ばせておくだけで、夏場など多くのメリットが得られるかと思います。

ちなみに、私がもっとも好きな手ぬぐいは、浅草にある手ぬぐいの名店「ふじ屋」さんで売られている「熊野染め(通称目くじら)」です。江戸時代に考案されたデザインですが、現代でも十分通用する粋なデザイン。

江戸時代の名マルチプロデューサー山東京伝が企画した「手拭合(てぬぐいあわせ)」という品評会(コンペ、コンクール?)で出てきたデザイン。手拭いに大きな目を一つでクジラを表現している、インパクト大の手拭いです。

ふじ屋さんにはこの他にも素敵な手ぬぐいがたくさんあるので、興味を持った方はぜひ訪れてみてください。

染め絵手ぬぐい ふじ屋 | 浅草観光連盟
染め絵手ぬぐい ふじ屋 伝統的な注染染めにこだわっています。 四季折々の図柄を取りそろえております。 皆様のご来店をお待ちしています。 電話:03-3841-2283 住所:東京都台東区浅草2-2-15 定休日:木曜日 営業時間:10:00~18:00 クレジットカード不可 デビットカード不可 創業昭和21年4月