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今の時代、高校にあったほうがいい授業とは?

色褪せない魅力徒然思う

昔と今は違う。当たり前といっちゃぁ当たり前の話ですが。

技術革新は加速度を増す一方だし、情報技術なんて、つい十年前とは雲泥の差。

十年前はスマホこそ流行りだしてはいましたが、まだまだウェブを見るにはパソコン全盛だった気がしますし、ここまでモバイル機に依存するような社会になるとはまだまだ想像できていませんでした。

そんな急激な時代の変化の中で、時代の流れについていけていないと感じるものがあります。

それは教育。それも高校教育。

もちろん、教育というものは、そうやすやすと時代に流されてはいけない類のものだとは理解しています。人が生きる上でベースとなる、学問を修める場ですし、不特定多数の人間を相手にするのですからより普遍性も求められる。

しかし、もう少し、今の時代性にあったカリキュラムが増えてもいいのではないかと。

前々から、こういう授業が高校であったらいいなと思っていたものがあるので、それを紹介させていただきます。

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これからの時代、高校の授業にあったらいい科目

発端は高校生との会話

疑問イメージ

前々からこういうことを考えていたのですが、つい最近高校生と会話する機会があり、その子はこんなことを言っていました。

「学校で確定申告のやり方とか教えてくれたらいいのに」と。

すべてがすべてではないでしょうが、現代の高校生って、普段からスマホで様々な情報を収集しており、昔(私が高校生のときぐらい)に比べたらはるかにしっかりした将来への考え方を持っている子が多いようにも感じます。少なくとも、私が高校生の時には確定申告なんて言葉すら知りませんでした!

私は自営業をしておりまして、確定申告の苦しみは理解しております。そもそもやり方がわからないものをやらなければいけない。「少しでも学校などで教えてくれていたら」と思う物事に社会に出て様々直面してきました。

そういうことも踏まえて、私が高校の授業で教えて欲しい、あったらいいなと思うことが以下になります。

1:確定申告、納税、年金や保険の仕組み

確定申告、納税、年金や保険については、おそらく社会の時間などにさらっとは習うんでしょうが、具体的なことは教えてもらえません。そういうものがあるよってな具合だけ。

それよりも、実際に確定申告は如何に行うか。年金や国民健康保険は如何にお金が集められ、どういうシステムで運用され、私たちに還元されるかなど。

そういうことを教えて欲しかったなと今になって思います。特に確定申告などは、模擬でやってみると、その後の人生に役に立つ人も多いハズ。

特に、これからの時代、企業に入らず個人で働いていく人が増えて行く世の中なので、一層必要となるのでは?

(最近会計ソフトが進化しているので、確定申告に関してそこまでは難しくなくなってきましたが)

2:銀行口座の作り方

これは数年前に、Facebookで友達がつぶやいていたこと。高校の時に銀行口座の作り方を習いたかったと。

おそらく、社会に出てほぼすべての人が、一度はこの口座開設を経験するかと思います。別に難しいものではないが、やはり初めての時はドキドキと、何をしていいのかわからないもの。

多くの人が経験するのだから、高校でもそのやり方を教えてもいいのではないでしょうか?これも社会の授業内の一つとかで。

銀行も色々種類がありますし、最近ではネットバンクなども出てきています。そういう個々の違いを授業などで教えてもらえれば、社会に出た時結構役にたつのになぁと。

3:投資について

ビジネス戦略

投資についても、学校教育でもう少し触れてもいいのになぁとも思います。

なんでこんなこと言うかというと、周りや上の世代の人で、投資にネガティブな印象を持つ人が多いから。特に銀行金利がものすごくいい時代を経験している人にはそれが顕著(バブル崩壊で痛い目あったっていうのもありますが)。

しかし、投資って何も株式だけじゃなく、人生において様々な局面に出てくること。よく言われる自己投資もその一つ。

100万のお金があって、それを生活に使っていれば消費。しかし、それを何かの資格を取るための勉強に使えば投資。

その資格が取れるかどうかもわからないし、取れたところでその投資したお金が回収できるかもわかりませんが、何倍、何十倍のお金を稼げる可能性だってあるのです。

投資の代表である、株や投資信託などに関しても、やってみると社会についてより深く知ることができました。

まったく投資について未知であるならば、それは怖いものとして映るかもしれません。しかし、学校などで学んでおけば、社会に出た時に既知のものとして、それほどおっかなびっくりにならず投資に向き合えるのではないでしょうか。

そういう意味も含めつつ、株式やリスクとリターンの関係など広義での投資を学校で学ぶ機会があればいいのにと思います。

4:ディベート

海外などでは授業であるみたいですが、日本にもあったらいいのにとつくづく思います。

そもそも、私に取ってもそうですが、ディベートというものをどうしたらいいのかわからない。技術としてわからない。

何か相手と討論して勝つための技術みたいなのがあるんでしょうね。そういうのを、学校教育で身につけておきたい!

何も誰かと争いたいわけではなく、しかしいざという時の備えとして、また商売をする上での交渉のための武器として持っておきたい。

よりグローバールなコミュニケーションが必要とされる時代だから、そろそろ日本にもディベートの授業ができてもいいのでは???

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5:デザイン

ビジネス

私が高校の授業で、もっともあったらいいなと思うのが、デザインについて学ぶ機会。

私は職業としてデザイナーをしていますが、社会においてデザイナーとしてのものの見方はものすごく役立っています。

よく、デザインってポスターやプロダクトを美しく格好良くしあげるものと勘違いされている部分があります。

しかし、デザインにおいて美しくとか格好良くとかいうのはあくまでプロセスであって、目的ではない。最終的な目的は、例えばグラフィックデザインなら購買させることや集客することなどが最終地点にある。

そのために、伝えるべき情報を精査し、伝えたいユーザーに対して受け入れられやすい形に設計するなどそういう考え方の方が大事なのです。で、手段として美しかったり格好良くなったりすると。

その情報を設計していくプロセスは、多くの物事に応用がきくし、社会生活にも役に立つもの。こういうデザインについての基本的な考え方を知っておくだけでも、社会における様々なシステムを理解する手助けになります。

ここではデザインについて詳しく語りませんが、高校時代にその考え方の基本だけでも学ぶことで、その後の社会の捉え方に大きなメリットがあるかと思います。

高校の教育とは何かを考えてみよう

読書好き

とりあえず、高校の授業にこんなことがあればいいのになぁと思ったのを書き連ねてみました。他にも色々ありますが、とりあえずこんな感じ。

今あげたものが「教育」かと問われれば、自信を持ってイエスと答えられない部分もあります。しかし、これらは社会生活において役に立つものであることは間違いありません。

私は教育カリキュラムの専門家でもなんでもないですし、素人考えで上記のことを書き連ねてみました。しかしこれだけ社会が変化しているのですから、いままで同様の教育方針で成り立つはずもないとも思っています。

高校で何を学ぶか。何を教えれば社会に役立つのか。そもそも高校教育は社会に役立つためのことを教える機関なのか。

みなさんがそれぞれ教育について考えることは、今後の社会によりより授業のあり方が見えてくるのかもしれません。みなさんなりの「あったらいいな、こんな授業」考えてみてはいかがでしょうか。

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