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シャネルのショーに密着したドキュメンタリーについての感想

春の花と女性 おすすめ映画

先日、シャネルのデザイナーとして有名なカール・ラガーフェルドがなくなりました。

氏のデザインはこれまであまり知りませんでしたが、その独特のファッションセンスと容貌は印象的で何かと気になっていた存在。

日本でいう内田裕也さんをもっと洗練した感じ(?)といっていいのか、とにかくお洒落な爺様だなという印象は持っていました。

カール・ラガーフェルドがどういうことをしていたのか気になって、ドキュメンタリー的なものがないかと調べていて見つけたのがNetflixオリジナルの「7 DAYS OUT」という作品。

様々な分野にテーマを当てて、あるイベントや物事を成し遂げるまでの7日間に密着したドキュメンタリー番組です。

「7 DAYS OUT」の中に、シャネルのショー開催までに密着した回があり、その中でカール・ラガーフェルドも登場していました。

最初はカール・ラガーフェルドだけに注目して観始めたのですが、このシャネルのショーのドキュメンタリーが素晴らしかった。

映像を通して見ただけでも「こんなに美しい世界があるのか!」とため息がでるような仕上がり。

世界最高峰の、人が作り出す美の競演。それに密着した「7 DAYS OUT」の紹介とその感想を記します。

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【感想】「7 DAYS OUT」シャネルのショーのドキュメンタリーが美しすぎる

「7 DAYS OUT」ドキュメンタリーで描かれるシャネルのショーまでの7日間

「7 DAYS OUT」とはNetflixのオリジナルドキュメンタリーで、様々なテーマごとに、7日間密着する作品(番組)。

私が見たシャネルの回は、ショーまでの7日間の間にどのようなことが行なわれているかということに迫ったもの。

カール・ラガーフェルドの世界観をこの世に現出するためにドレスを作るシャネルのオートクチュールの職人さん、ショーの会場を作る技師たち、一流のモデル、そしてカール・ラガーフェルド。

ショーを観る側の人は、出来上がった最高に美し世界を楽しめばいいだけですが、そのバックグラウンドに関わる人たちの熱意が描かれていたのがよかったです。

(「7 DAYS OUT」に関して言えば、日本でもNHKで「ドキュメント72」というドキュメンタリー番組がありますが、まぁまぁ近いものが。水族館でマンボウを見つめる人々に迫った「巨大マンボウの前で」という傑作があります)

ファッションのプロたちが集結

このシャネルのショーを作り上げるために全力を尽くしている人々が、その道のプロ中のプロというところがワクワクしますね。

ショーやドレスの世界観を作り上げるカール・ラガーフェルドはファッション界の帝王みたいな人だし、そのドレスを作る職人さんたちもシャネルの人だからその業界のトップということでしょう。

ドキュメンタリーの中で、カール・ラガーフェルドは比較的悠々とした感じでしたが、実際にドレスを作る職人さんたちはかなりテンパり気味でしたね。もっと余裕を持って仕事を出来ているのかとも思いましたが、ドタバタの舞台裏も興味深かったです。

ただ、どれだけ時間が少なく、切羽詰まっていても一切手を抜かず、最高のものを作り上げようとしているチームワークには「さすがシャネル」と唸らされました。素人目にはほんの些細なドレスの質感や長さにまで妥協を許さない。

そこには最高の美を作り上げようとしているファッションのプロたちの並々ならぬ熱意と努力とプライドが垣間見えました。

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ファッションの帝王カール・ラガーフェルドの威厳

このドキュメンタリーでは、ショーを作り上げる裏方さんたちの仕事がメイン。その合間合間にカール・ラガーフェルドがちょこちょこ出てきました。

最終確認は、やはり氏の仕事。実際にショーに使うドレスを身につけたモデルさんを一人一人見ながら、一瞬で修正の指示を出します。

シャネルのショー本番まで、ほとんど時間が無いのに、そこに一切の妥協はありません。また、判断にいささかの迷いも見えません。

観ていて、この空間がファッションの最高峰なんだという感想を持ちました。ファッションセンスというものが存在する中で、そこには無慈悲にも順列は存在するけれども、少なくともここで描かれているのはその世界の頂点なんだと。

人がファッションというもので表現しうる美しさ。現時点において、その極限とは何かという答えが垣間見えたような気もします。

モデルのドレスに修正を与えるシーン、そこに「絶対的なセンスと自信」ゆるぎなし。このシーンはカール・ラガーフェルドのファッションの帝王としての威厳を強く感じました

【感想】シャネルのショーが美しすぎる

春の花と女性

「7 DAYS OUT」のラストには、実際にシャネルのショーが映し出されます。

もう、なんていっていいのか。。。ただただ、うっとり。こんなに美しい世界を人間が作れるもんなのかと。

7日間で作られたショーの舞台は、植物園のような造形。その中で最高のドレスを身にまとい、歩く美しいモデルたち。

うまく言えないのですが、このショーは「春」のような感想を持ちました。「春」がそこに舞い降りたかのような、華やかな美しさ。

舞台、ドレス、モデルが合わさることで、シャネルのショーの中に、カール・ラガーフェルドが想像した夢のような「春」が。

ファッション業界における、超一流の人々が力をあわせることで、これだけの美と感動を作ることができるのかと、唖然としました。

私は仕事でデザイナーをしていますが、とんでもなく感性を刺激される映像。本当にこのドキュメンタリーを観てよかった。

シャネルのショーを生で見るのには、選ばれた人じゃないとできないかもしれません。しかし、こうして映像で観るだけでも、その世界の凄さは伝わってきます。

Netflixのオリジナル番組なので、なかなか観られる人は限られてきますが、ファッションドキュメンタリー映画などに興味のある人には是非「7 DAYS OUT」観てもらいたい!

このドキュメンタリーで描かれたシャネルのショーには、人の熱意と夢によって美が出現する様子がまざまざと描かれています。

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