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お笑い好きが思う「ドキュメンタル」テレビで観れない下ネタの攻撃力

笑う 徒然思う

落語にかんする記事をちょいちょい書いておりますが、お笑いが好きです。

小さい頃から吉本新喜劇に始まり、漫才、コント、落語、モンティパイソン、洋画コメディなどなど。笑うということが根本的に好きなんですね。

大笑いするのって気持ちいいですよね。普段は田舎住まいでなかなか行けませんが、大阪や東京行った時はできるかぎり寄席に行って楽しんでいます(寄席の空気は一種独特)。

今まではテレビでのお笑い番組やバラエティで楽しむのが主でしたが、最近はネットでも面白い企画多いですね。

アマゾンプライムやabematvなどでも色々オリジナルの番組出してますし、過去の漫才動画なんかも観れるので重宝しています。

そんなネット配信型のお笑い番組で一番気に入っているのがアマゾンプライムで配信されている「ドキュメンタル」。

ダウンタウンの松っちゃんが仕掛ける、実験的お笑い(バラエティ)番組。

2018年12月現在でシーズン6まで放映されています。毎回賛否両論、色んな意見がでてくる「ドキュメンタル」ですが、毎回どんな笑いが生み出てくるのか興味津々。

基本地上波放送でできないような笑い、特に下ネタが多いですがそれも結構。今回は「ドキュメンタル」と下ネタについて色々語らせてください。

「ドキュメンタル」には色々賛否があると思いますが、あくまで一ファンの考えとしてぬるく読んでいただければ。

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下ネタは笑いの根源?「ドキュメンタル」の攻めっぷり良いじゃない!

アマゾンプライムとダウンタウン松っちゃんが仕掛ける「ドキュメンタル」とは

『ドキュメンタル』シーズン2 | 予告編 60秒

「ドキュメンタル」はアマゾンプライムで配信されている、ダウンタウンの松っちゃんがしかける実験型お笑い番組。

参加費用は100万円。芸人さんが一つの部屋に集められ、お互いを笑わせる。笑ったら負けで退場。最後まで勝ち残ったものが賞金1,000万円を手にするというもの。

「笑ったら負け」というと、年末恒例のガキの使い「笑ってはいけない○○」に近いですが、本質的に全然違うものだと思います。

お金がかかっているのもあるので、「笑ってなるものか!」という防御の姿勢もより強いですし、ガキ使のように練りに練ったり、セットを組んだり、ゲストを呼んだりといった類のネタができないのも特徴。

かなりライブ感の強い感じで、何が起こるかわからない、どんな笑いで攻めてくるのかもわからないところも魅力です。

地上波でなくアマゾンプライム配信の強み

「ドキュメンタル」はアマゾンプライムで配信されている作品。そのため、地上波で放映できないことができるというのも強みです。

詳しくはしりませんが、地上波というのは全年齢が見ますし、スポンサーがあることからかなりできることに制限があるのでしょう。

その点「ドキュメンタル」はそういうものはとっぱらわれているし、表現的にかなり自由度が高いように思います。

普段テレビで見る芸人さんたちが、地上波ではできない、本業である「笑わせる」ということをぎりっぎりまで突き詰めていく姿がいいですね。

しかも笑わせる相手も同業者ですし、「笑ってなるものか!」という姿勢で待ち構えている。生半可なことじゃ笑わない中での攻防戦が見ものです。

感情を揺さぶる下ネタの破壊力

笑う

「ドキュメンタル」で賛否両論を巻き起こす部分のひとつにやたら下ネタが多いということがあります。

基本的に、脱ぎます。下着すら脱ぎます。後半モザイクだらけなんてことも多いです。でも下ネタには理知的な芸とかを超越した破壊力がある。

その破壊力のある下ネタで、「笑ってなるものか!」というガードを弾き飛ばし、噴きださせるという場面がいくつもありました。

こういう部分に嫌悪感を抱かれる方も多いでしょうし、その気持ちもわかります。一方でこういう下ネタはシンプルに人を笑わせる要素を持っているのだなということも「ドキュメンタル」を見ていると痛感します。

(裸とかとは違いますが、私が好きな海外コメディ「フレンズ」などでも下ネタでどっかんどっかん笑いをとっていますし、世界共通の笑い要素でしょう)

神代の時代から裸は笑いを誘う

こういう裸ネタ、下ネタってどうして笑いを誘うのでしょうか。おそらく、人間が持つ情けない部分がさらけ出され、自嘲も含めて笑いが起きるのではないのかなと。

日本の神話においても、天の岩戸にこもったアマテラスを誘い出すために、岩戸の前でアメノウズメが踊ることになります。

ただ踊るのではなく、裸になって踊る。ある意味日本最古のストリップです。そこで神々の中で大笑いが起こり、何事かとアマテラスが顔を覗かせるという流れ。

このことからも、大昔から裸には笑いを誘う要素があったと考えられます。これには文化性などもあるのでしょうが(裸族などではこういうことはない可能性も)、少なくとも日本においては裸は笑いを誘う要素たりうるのです。

理性の防御を弾きとばす下ネタ

爆発

「ドキュメンタル」全シリーズを見ていても、笑いが起きる瞬間って偶発的なものや下ネタのところで起こっているように思います。

芸人さんたちの、いわゆる本芸(劇場などでやっているネタ)をぶつけてもなかなか笑わない。

思うに「笑ってなるものか!」というのは理性的な防御なのかと。そこに理性的に構築された本芸をぶつけても同族同士で相殺しあう感じ。

しかし、偶発的なもの(予想外のハプニングなど)や下ネタなどはそういう理性的なものとは別の角度からの攻撃となり、感情を刺激され笑いにつながる。

「ドキュメンタル」では下ネタを繰り出さないと相手を攻略できない?

プロの芸人さんほど、普段から多くのお笑いなどを見てきているので、面白い本芸をすればするほど防御も硬くなるのでは。

そういう芸人さんが集まっている場において、相手を笑わさなければならないのであれば、もうこれはとことんシンプルな下ネタに頼らざるをえないのでしょう。

ズボン、パンツを脱ぐ。ものをポロんと出す。これだけでもなんだかバカバカしいし、笑けてきます。

しかし、それでも「ドキュメンタル」の場に集う猛者たちはめったなことじゃ笑いません。

しかし下ネタで理性の防御以外の攻撃の道は開けた、そこに芸人さんたち独自のセンスを詰め込んで爆笑の一撃を叩き込むのです。

下ネタが必須というわけではない。くっきー、ザコシショウの場合

カウボーイ

下ネタ下ネタ言うとりますが、それが必須かというとそうでもない。理性を超えた、予測不可能なものなら有効的な攻撃になりうるかと。

過去優勝者に野性爆弾のくっきーさんやハリウッド・ザコシショウさんがいらっしゃいますが、彼らは下ネタ以外でも十分相手を爆笑させていました。

普段から予想の斜め上をいく芸風だからこそ、同業者といえども、いや一般的なお笑いを知りすぎているからこそあのような不条理的、勢いのある笑いは効きやすいのかなぁとも思います。

くっきーさんもザコシショウさんもかなり癖はあるし、好き嫌いの分かれる芸風だと思いますが、その分リズムに乗ったり、ハマるとどっかんどっかんきます。

(特にザコシショウさんは過去の「ドキュメンタル」の中でも圧倒的な強さを見せつけてくれました。私的にどハマり)

「ドキュメンタル6」女性芸人が脱いではいけないのか

Prime Original 『HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル』シーズン6 | 予告編 | Amazon Prime Video

「ドキュメンタル6」ではこれまでで初、ゆりやんレトリィバァさんが脱ぎました。さすがに下まではないですがトップレス。

松っちゃん監視室で爆笑、「ゆりあん優勝だ」発言。ゾンビルーム(笑った人が集められる控え室)も笑いに包まれていましたね。

アマゾンプライムのレビューなどを見てると、このゆりあんさんが脱いだことに賛否分かれていました。

私的に、それが笑いの武器となるのならば、なおかつ自身が選択してその武器で攻めていくのならばいいという感想。

男性だけが下ネタで笑いをとるのは許されて、女性になると非難がおこるというのも変な話です。

ただ裸になって下ネタに走ったというわけでなく、ゆりあんさんの相撲取りネタは彼女のセンスと体型を武器にした攻めに出た笑いでした。あの挑戦的な笑いの取り方良かったです。

ある意味、日本のお笑いの新たな扉を開けた瞬間ともいえるかも(言い過ぎか)。

攻防が繰り広げられつつも番組の構成を忘れていない

芸人さんたちがそれぞれ、相手を笑かしにかかっていますが、常に「ドキュメンタル」という番組を作り上げているという意識が感じられるのに好感も持てます。

相手がネタや笑かしにかかっている時には余計なものを挟まない。もしくはもっと笑かしにかかれると踏んだ時にはネタをかぶせていく。

これが下手に相手の笑いをつぶしたりかぶせたりするとリズムも悪くなり、そもそものお笑い番組として成立しなくなる可能性もあるでしょう。

番組の構成を意識する、まわし上手のフジモン

特に「ドキュメンタルというお笑い番組を作り上げているんだ」と意識しているなと感じるのがフジモンさんです。

よくレビューで「松っちゃんはフジモンに甘い」という意見があります。たしかに他の芸人さんより若干甘めにポイントを取っているような気も。

しかし、フジモンさんは「ドキュメンタル」という番組を作っているという意識が他の芸人さんよりも強く感じる。攻めの笑いの人ではありませんが、面白い番組づくりということを考えた時、バランス感覚が抜群。

芸人さんへのネタふりや、まわしていきかたが上手い。だから松っちゃんも毎回起用するし、序盤で脱落させたくないというのもすごくわかります。

私的に神回は「ドキュメンタル シーズン2」小峠VS斉藤

ちなみに、私的に神回だと思ったのは「ドキュメンタル シーズン2」のラストです。

ラストに残ったのはバイきんぐ小峠さんとジャングルポケット斉藤さん。

まさにお笑いのタイマン。迫り来る制限時間の中、切羽詰まった二人のお笑い芸人の魂のぶつけ合い。

とくに斉藤さんの鬼気迫る「相手を笑かしてやる」という態度は笑いの中にも妙な感動すら覚えました。あんなに全力を振り絞って下ネタに走る人など見たことがありません。

小峠さんと斉藤さんの戦いを見て、その昔格闘技プライドで行われたドン・フライと高山さんの伝説の殴り合いすら想起したほどです。

賛否色々な意見が出てくるのも実験的お笑い番組として良い傾向では

裸、下ネタ、それぞれの芸、集められた芸人の顔ぶれなどなど。

レビューにはそれぞれ三者三様の意見がありますし、みんなこの番組で全然違う感想を持つのだなというのがわかります。レビューみるのも中なか面白いですよ。

そういう賛否両論色々でてくるぐらい、お笑い好きな視聴者のみなさんを深く考えさせる番組に仕上がっているのだなと。

そういう意味で「ドキュメンタル」という実験的であり攻めたコンテンツが存在する意味みたいなのを感じます。

「ドキュメンタル」には攻め続けてほしい

今の規制の多いテレビではなかなか革新的な番組、特にお笑いという分野では難しいのかなという気も。

「ドキュメンタル」をはじめアマゾンなんかはかなり攻めの姿勢の番組をたくさん製作しているので、次世代の笑いの創世記に立ち会っているような気分もします。

これからもどんな続編がでてくるのか。どのような芸人さんが出場し、どのような笑いが生まれるのか楽しみでなりません。

「ドキュメンタル」には今後もますます攻め続けてほしいものです(ドキュメンタルはアマゾンプライムに登録することでご覧になれます)。

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