最近気になっている番組。それは「水曜日のダウンタウン」。
賛否はありますがとんがった企画が多くちょいちょい観ていたのですが最近特に気になる企画が。
それは「モンスターハウス」という企画。以前「モンスターハウスが怖い理由」という記事でも書かせていただきました。
一見、テラスハウス風の企画なのですが、大きく違うのはメンバーの中にクロちゃんがいるということ。
安田大サーカスメンバーのクロちゃん。スキンヘッドの巨漢に髭面、それに似つかわしくない高い声が特徴の芸人さん。
あーん、団長に閉じ込められたしん!!
なんなのぉー(;ω;) pic.twitter.com/RhbOQuJNNZ— 安田大サーカス クロちゃん (@kurochan96wawa) December 12, 2018
「水曜日のダウンタウン」で一躍その嘘つき癖やスケベなところが取り上げられ、いろんな意味で注目されているクロちゃん。
「モンスターハウス」ではそんなクロちゃんがお洒落な若者たちと台本なしの生活の中で繰り広げられるものを見せるという、そういう企画。
クロちゃんのやばさが際立ち、妙な怖さのある企画でもあるのですが、モンスターハウスの魅力の一つに先(オチ)の見えなさがあると思います。
「このあとどうなるんだろう?」と想起させる、癖のある企画。視聴者の方も結末がどうなるのか非常に気になっているのではないでしょうか。
そこで今回は私なりのモンスターハウスの考察と最終回を予想してみたいと思います。
モンスターハウスはリアルなのか?そもそもの考察
水曜日のダウンタウン「モンスターハウス」に台本はあるのか
このモンスターハウスという企画。お洒落な若者たちとクロちゃんが一つ屋根の下で暮らし、リアルな人間模様をお届けするという企画。その中でにじみ出るクロちゃんの怖さ、ドス黒さに毎回視聴者が悲鳴をあげるという奇抜な企画でもあります。
昨日の第5話では、スタジオの岡田結実さんから「もう途中から人間じゃなくて親指にしか見えなくなっちゃって」という大爆笑コメントが寄せられましたが、クロちゃんとはそんな感じの存在です。そんな存在と一緒に繰り広げる人間模様。
一応リアルな人間模様であり、台本はないという形でやっていますが、果たしてそうでしょうか。
私は台本はあると思います。出演者の大半あ芸能プロに所属していることや、カメラが常に回っている状況で本音っぽいことをいうところがなんか演技っぽいなという感じ。
観てる人もみんな薄々「台本はありそうだぞ」と予想はしつつも、野暮なことは言わずにクロちゃんの狂気を楽しむ感じでしょうか(ようわからん)。
私的には台本は存在するし(クロちゃんのドス黒さとスケベさは別として)出演者の演技で成り立っているものだと思っています。
パチンコのモンスターハウスと関連はあるのか?
有名なパチンコの機種に「CRモンスターハウス」というのがあります。
可愛らしい妖怪のキャラクターたちが登場するパチンコ。
水曜日のダウンタウンのモンスターハウス冒頭で、クロちゃんがパチンコ屋にいるシーンがあることから、なんらかの妖怪的(ホラー)な展開もあるのかなという気も。
「モンスター」はクロちゃんを指すのか?
昨日第5話目が放送されました。メンバーの誰か一人がモンスターハウスから出ていかなければならず、それを決める権利を得たクロちゃん。どす黒い笑顔でメンバー皆と面接(監禁された若者とサイコパスみたいな怖さがありましたが)。
結果、レースクイーンの歩美さんが脱落することに。クロちゃんのこの決定は、ツイッターではトレンド入りするぐらい、「鬼畜の所業」として炎上していたみたいです。
トレンド1位だしんよー♪
みんなありがとうだしん! pic.twitter.com/QrG5JuelPu— 安田大サーカス クロちゃん (@kurochan96wawa) December 12, 2018
この脱落者を決める面談の中で、クロちゃんが「モンスターハウスだからね。俺(モンスター)がいないとはじまらないからね」的なことを言っていました。自分がモンスターであると。
観ている方も、「モンスターハウス」のモンスターはクロちゃんを指すのだろうなと思っているでしょう。
確かに可愛い女の子メンバーへの露骨な接しかたなど、悲鳴が出るほど怖く、クロちゃんはモンスターというにはふさわしいとは思います。
しかし、果たしてそうでしょうか?それだとまんますぎやしないでしょうか。
もしかしたら、モンスターというのはクロちゃん以外の何かを指す、そんな気もしないでもありません。
クロちゃんはどうなる?モンスターハウスの最終回を予想
水曜日のダウンタウンは視聴者をも騙す
水曜日のダウンタウンは視聴者をアッと言わせるようなことを仕掛けてくることがあります。
今までで一番驚かされたのは、出演者の声が最初から最後までモノマネタレントさんの声で吹き替えられていたというやつ。「テレビに出てる人の声、実はモノマネ芸人がアテレコしていても誰も気づかない説」というやつでした。
私も観ていたのですが、天龍源一郎さんの声がやたら聞き取りにくいなと思った以外は特に違和感がなく、視聴者のほとんどがアッと言わされ騙されたことでしょう。
もしかしたら、今回もこの手の感じで進行してるんじゃないかといった予想を立ててみます。
台本があることをバラす
私が予想するモンスタークロちゃんの最終回(結末)に向けての進行。
今はリアル人間模様という形で放映していますが、どこかの段階で「実はこれは台本がありました〜」的なネタバラシ回がでてくる。
そこではモンスターハウスの舞台裏や打ち合わせ風景、オフショットも観せてくれる。
クロちゃんと共演者のキスや恋愛模様も全部台本通り進んでいるということをバラす回。
クロちゃんも含めて「モンスターハウス」という企画を演技してますよというのをばらして、まずは視聴者を騙していたことをバラします。
モンスターハウス、二段構えのドッキリ
「モンスターハウス」という台本ありきの企画がある上で、実はバックグラウンドでドッキリが進行しているというのが私の予想。
台本があるならば、女性たちがクロちゃんに好意を寄せているというのもわかります。どれだけでもクロちゃんへの賛辞は言えますし、クロちゃんもそれは台本にあることだからというのも把握。むしろキスできてラッキーぐらいの感覚。
そういう台本ありきのモンスターハウスがある上で、当然オフ、舞台裏の時間というのがあるはずです。演じているのではない、素の演者たち。その状態の演者にクロちゃんに何かドッキリを仕掛けていくのではないかなという予想。
今までの感じだったら色仕掛けでしょうか。「モンスターハウスでの演技をしているうちに、本当にクロちゃんいいなって思ってきちゃった」的な。
そういう舞台裏の部分で、クロちゃんを騙して、ドッキリをしかけていく。そんな予想もありかなと。
しかし、以前にも水曜日のダウンタウンで、クロちゃんは恋愛ドッキリにハマっているので、いくらなんでもこれはないだろうと思うはずです。
でもそこは芸人、わざとのっかてドッキリにひっかかる?
私の最終回予想。結局クロちゃん以外がモンスターだった
私の最終回予想。水曜日のダウンタウンという性質上、モンスターハウスの結末は何かしらクロちゃんがはめられて酷い目、悲惨な目にあって終わるのではないかと思っています。
上記のような流れで恋愛ドッキリではめられるのか、それとも別の仕掛けがあるのか。
いろいろ方向性は考えられますが、とにかくクロちゃんがはめられる。しかもメンバー全員の連携プレイによってはめられるんじゃないかなという最終回予想。
そこで、今まで素敵でキラキラしていた若者たちが豹変する。モンスターハウスのモンスターとはクロちゃんではなく、この若者たちだったのか、と。
もしくは、ダウンタウンを含めたスタジオメンバー、視聴者を含めてモンスターということもありえるのでは。
希望としてはアッと驚く結末を用意してほしい。
今までいろいろ考察や最終回予想を述べましたが、正直外れている可能性の方が大です。
モンスターハウスは本当に台本なしの展開で進んでいるのかもしれませんし、結末はしっとり、しんみんりと切ないラブストーリーになるという可能性も(大穴でクロちゃんリアル恋愛に発展)。
でも「水曜日のダウンタウン」というお笑いバラエティに期待するのは、そんな最終回ではありません。
今まで、さんざっぱらクロちゃんの怖さ、気持ち悪さ、ドス黒さで悲鳴を上げてきた視聴者。溜まりにたまった何かがドカンと昇華されて大爆笑で大円団な最終回。
これだけとんがった企画で、ぐいぐい引き込んできたのですから、ただではないオチが見たい!
今のところ笑いの要素よりも悲鳴や嫌悪感のほうが強いかと思いますが、その先にある最終回には大爆笑を期待しております。みんなでクロちゃんを笑って見られる結末を。
【追記】モンスターハウス最終回終了。まとめの考察
モンスターハウス最終回の流れ
この年末、多くの人の興味をかっさらったモンスターハウスが昨日完結しました。
前半、新メンバーの百瀬さんがクロちゃんに告白。しかしクロちゃんはそれを断ります。
真実の愛(?)に気づくクロちゃん。指輪を買い、りおんさんに告白。しかし信じられないとすげなくフラれます。パニクるクロちゃん。その顔、言動の怖さたるや…
しかしクロちゃんはめげません。こともあろうに、同じ指輪を使いまわし、もう一人の女性メンバーらんさんに告白。
らんさんはフリこそしませんでしたが、番組のオンエアーがすべて終わるまで返事を待って欲しいと言います。焦るクロちゃん(今までの悪事がすべてバレる!)。必死で抵抗しますが、結局それまで待つことに。
場面変わって生放送。いつも通り、クロちゃんは目隠しヘッドホンでとしまえんへ。そこにはモンスターハウスのメンバーがみんな揃っています。オンエアーも揃って観た模様。
目隠しは外されます。クロちゃんはらんさんに再度告白。もちろんフラれます。
そこから国民投票。こんなクロちゃんを許せますか許せませんかとクエッション。リモコンdボタンで投票の結果、投票者の95%の人が許せないという結果に。
そしてクロちゃんは約24時間の間、としまえんに設置された「リアルモンスターハウス」という名の檻に入れられ、来園者のさらしものとなることに。番組終了から罰はスタートされました。
「水曜日のダウンタウン」名物警察沙汰
【企画中止に】『水曜日のダウンタウン』企画で警察出動の事態https://t.co/1eEG4EO1Ae
番組内の企画「真・モンスターハウス」を見た視聴者が遊園地「としまえん」に大勢集まり、警察官が出動する騒ぎが起きた。 pic.twitter.com/g4Xjhu9HHK
— ライブドアニュース (@livedoornews) December 26, 2018
朝起きてニュースを観ると、クロちゃんのことが。としまえんに来園者が殺到しすぎて、企画が中止になったとか。
警察も出てくる騒ぎに。以前ナダルさんがさらわれた時にも警察沙汰になっていました。
ニュースやツイッターを見ていると、深夜だというのに小さい子もいたとか。そんな時間に子供を連れ回すのはいかがなものかと思います。
最終回の感想
上記にあるように、色々考察や最終回の予想を立てていましたが、思っていたのとは全然ちがう結末でした。
もっと、ドリフ的などっかんとするようなお仕置きがあるかと思っていましたが、檻に入れるとは。ちょっと後味がわるい結末です。
正直、あんまり気分のいい終わり方ではないですね。いくらバラエティとはいえ、監禁ともとれるような感じだし、何より安全性が全然感じられない。
あんなスカスカな檻だったら、人が殺到したら何が起こるかわからないし、クロちゃんに何がぶつけられるかわかったもんじゃありません。まだ深夜のうちに大事故が起きなかっただけよかったなと。
水曜日のダウンタウンの攻めの姿勢は好きですし、これからも続けて欲しいですが事件性につながるようなものは控えて欲しいものです(番組終了とかになって欲しくないし)。
モンスターハウスの考察まとめ
上記の通り、色々最終回に向けての考察や予想を立てていましたが、ドッキリややらせをバラす予想はことごとく外れました。
ただ、「モンスターハウス」のモンスターとは視聴者を含めたクロちゃん以外のものかもしれないというのは当たっていたかも。
「なぜハロウィンに渋谷で若者は騒ぐのかの考察」でも書きましたが、集団心理って怖いですね。としまえんで若干暴徒化していた人もいたみたい。
深夜にあれだけの集団が集まって、なおかつ誰か一人がクロちゃんに危害を加え出したら集団に伝播する可能性だって十二分に考えらえられます。下手すりゃあの檻が壊されて、クロちゃんが引きづりだされることもあったかも。
一人ではそんなことは起こらないでしょうが、集団で、なおかつ対象が罰を受けているという認識で行くとそういうことも起こりかねません。
近代以前の処刑などには見世物的な要素があったようです。庶民の鬱憤を処刑というショーで解放させるというもの。時代が変わっても、人間の本質的なものは変わらないのか、怖いなぁと。クロちゃんの檻に集まった人を見て、ふとそんなことも思いました(もちろん集まった人は純粋にクロちゃんに会って楽しみたい気持ちはあったでしょう)。
ツイッターなどを見ていても、この視聴者がモンスターという考察もチラホラ見かけました。
クロちゃんを見に行くために大量の群衆たちが押し寄せ警察出動になり中止。すべては「視聴者が本当のモンスター説」という説の検証だったってわけか。深い。
— Rewn (@Rewn_Games) December 26, 2018
世間の話題をさらい、ツイッターを賑わせたモンスターハウスという特異な企画。私としては若干後味の悪い最終回ではありましたが、企画自体はとんがっており大変楽しませてもらいました。
水曜日のダウンタウンにはこれからも、攻めの姿勢で、ただし事件性への配慮は忘れずに面白い番組を作り続けて欲しいです。
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