本日も寝る前におすすめの本を紹介いたします。
寝る前に読みたい本とはどういうものか。その一つに「ほっとできる本」というのがあると思います。
一日、心身ともにぐったり疲れて帰ってきて、色々なことを済ませた後の時間帯。少しでも気持ちがほぐれて、ほっとリラックスできるような、眠る前の気持ちに適するようになる本だといいですよね。
たとえば、絵本。大人でも絵本を読むと、結構気持ちが癒されます。癒されるストーリーや絵を見てほっとするっていうのも寝る前読書の一つの在り方かと。
また、絵本などによく出てくる可愛いキャラクターというのも癒しの効果が高いです。昨今のキャラクターばやりでも「癒し系」というのは結構メインストリームでしょう。
さて、今回ご紹介する本は可愛いキャラクターが満載の絵本「すみっコぐらし そらいろのまいにち」。
今人気のかわいいキャラクター「すみっコぐらし」たちを主人公にした絵本です。
絵本と言っても、その内容は大人にこそしみるようなもの。キャラクターの見た目の可愛さだけじゃない、すみっコぐらしの魅力が詰まった絵本です。
人気キャラクターが絵本化「すみっコぐらし そらいろのまいにち」
キャラクターのSAN-Xが展開する「すみっコぐらし」とは?
すみっコぐらしとはSAN-Xという雑貨やキャラクターを展開する会社が今売り出し中のキャラクターシリーズです。
SAN-Xはこれまでにも「たれぱんだ」をはじめ「こげぱん」、「アフロ犬」、「リラックマ」など人気のキャラクターを生み出している会社です(調べて分かったのですが、30代ぐらいですとわかるであろう「エスパークス」という文具シリーズもSAN-Xさんだったんですね。懐かしい!)
最初はサンリオが出しているのかと思いましたが、たしかに系統が違いますね。「たれぱんだ」系統ということで納得。
すみっコぐらしのコンセプトは、カフェなどでも隅っこが好きな日本人をターゲットにしたキャラクターなのだそう。そういえば、私も隅っこの方に座りたくなります。
すみっコぐらしには色々なキャラクターがいて、メインである「すみっコ」と脇役の「みにっコ」にわかれています。
可愛いキャラクターものには珍しく、メインキャラクター全員がややネガティブで隅っこ好きという設定。
どこか秘密を持ってたり、影があったりするのですが、そのへんのコンプレックスを持ちながらも懸命に生きている姿が健気で可愛かったりします。
可愛いが何かを抱えるメインキャラクターたち
すみっコぐらしのメインキャラはしろくま、ぺんぎん?、ねこ、とんかつ、とかげたち。それにみにっコと呼ばれるえびふらいのしっぽなどや、他にも色々な可愛いキャラクターで構成されています。
メインのキャラクターたちはみな何かしら抱えるものがあります。しろくまなのに寒がり、自分がぺんぎんという確証を持てないぺんぎん?、太りすぎたネコ、脂身が詰まった端っこゆえに取り残されたとんかつやえびふらいのしっぽ、恐竜なのをひた隠しにするとかげ。
つねに何かコンプレックスを抱え、ドーンと中央に居座れず隅っこのほうへといっちゃう子たち。
この控えめでいじらしい感じがよけい可愛さをそそります。
キャラクターたちの生い立ちがよくわかる絵本「そらいろのまいにち」
この「すみっコぐらし そらいろのまいにち」という絵本は各メインキャラクターの生い立ちや暮らし、心情がかかれた絵本。
なんだか重そうにも見えますが、そこは可愛い絵本。色々と悩みつつも仲間にほっこり癒される、すみっコぐらしメンバーたちの温かい交流に救われます。
例えばしろくまなどは寒がりなので南にあるというぽかぽかの海を目指して旅立つというストーリーがあります。長い旅路の果てにたどりついたのがすみっコぐらしたちの住むところ。
そこはぽかぽかの海ではないけれど、隅っこにいるとみんなに囲まれて温かいしほっとする。みんなに囲まれた隅っここそが、しろくまにとってのぽかぽかとする場所になったのでした。
こんな感じの各キャラクターたちの暮らしの中で、ちょっと心温まる話が数編載っています。
ぺんぎん?のぬいぐるみから「すみっコぐらし」にハマりました
すみっコぐらしにハマったのは、もともとうちの奥さんが持っていたぬいぐるみがきっかけでした。
なんだか可愛らしい、緑色の丸っこいぬいぐるみを持っていて何だろうなと思っていました。聞いてみると「すみっコぐらし」というシリーズのぺんぎん?というキャラクターなのだそう。
このぺんぎん?は過去に頭に皿がのっていたような、川で流れていたような記憶があり、いまいち自分がぺんぎんだと自信を持てないとのこと。
なかなかとんがった設定のキャラクターだなということで興味を持ちました。
調べてみると、どのキャラクターもすごく可愛いので、たちまち私もハマることに。
大人もハマる可愛いキャラクター
ハマって気づいたのですが、結構いろんなところですみっコぐらしのグッズが売られてるんですね。ぬいぐるみや雑貨はもちろん、アプリでパズルゲームも展開されているみたい。
小さい子にも大人気みたいですが大人も結構ハマっているみたい。こういう可愛いキャラクターものって根強いですね。
私の小さい頃はサンリオブームだったので、キティーちゃんやマイメロはもちろん、キキララ、たーぼう、バッドばつ丸、けろけろけろっぴーなど身の回りに可愛いキャラクターものが溢れていた記憶があります。
小さい頃にキャラクターものにハマった経験ってきっと大人になってもそういうものを好きであり続けるんだろうなって気がします。きっとそういう土壌がある大人ほどすみっコぐらしにハマるような気もします。
「えびふらいのしっぽ」がかわいいキャラクターに!
私が一番好きなキャラクター「えびふらいのしっぽ」
私がすみっコぐらしで一番好きなキャラクターは「えびふらいのしっぽ」。
メインキャラクターではなく、みにっコという脇のキャラクターなのですが、それでも一番好き。たまらなくかわいい!
このえびふらいのしっぽは固いから残されてしまったという設定。あんまりエビフライを尻尾までは食べませんし、すみっコぐらしのコンセプトにも合っているので、うまいところをキャラクターにしたなと唸らされました。
このえびふらいのしっぽは尻尾部分がリボンのようになっているのが好きなポイント。大きなリボンを頭につけているようでとてもかわいいです。
この絵本「そらいろのまいにち」の中でもとんかつと一緒に、いつかきっと食べてもらえることを夢見ながらけなげに頑張っています。
えびふらいのしっぽは小さいから、トコトコトコって動き回る感じがよけいにかわいいんですよ。ずんぐりしたところも素敵!
すみっコぐらしには色々なキャラクターがいるので、どこかに自分の贔屓の子が見つかるかと思います。
健気に生きる「すみっコぐらし」の絵本に大人がハマる!
この「すみっコぐらし そらいろのまいにち」という絵本は、私の感想としては大人をターゲットに作られているなという印象です。
もちろん子供が読んでも面白いし、楽しめると思うのですが、どちらかというと大人が読んでほっこりするような本。
可愛らしいすみっコぐらしのキャラクターたちが色々悩みを抱えて、時にネガティブになりながらも健気に毎日を送りながらお互いに助け合う姿に心癒されることかと思います。
小さくて、丸っこくて、ぷにっとしていて。可愛いんだけれどもどこか自分に自信を持てていない、すみっコぐらしのキャラクターたち。そんなところにも大人がハマる要素があるような気がします。
見ていると、なんだか応援したい気分にもなりますし、お互い助け合う姿に「よかったね〜!」ってな温かい気持ちにすらなります。
大人になると、時に日中、仕事などで心がすさんでいる時もあるかと思いますが、こういうほっこりする絵本で少しでも癒されれば、夜寝る時に気持ち良く寝られるかもしれません。私が好きなえびふらいのしっぽのように、推しのキャラクターがいると、より楽しめるかも。
もともとすみっコぐらしが好きな人、キャラクターものが好きな人。ぜひ寝る前の読書時間のおともにこの絵本をどうぞ。
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