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40代の平均睡眠6時間!寝不足の国日本と世界を比べる。

徒然思う

Yahoo!の記事で睡眠に関するこんな記事を見つけました。

40歳代の半数 睡眠6時間未満 | 2018/9/12(水) – Yahoo!ニュース
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20180912-00400697-fnn-soci

私は普段から平均的に8時間くらいは睡眠をとる方。人にもよると思いますが、寝ていないと極端に日中の仕事のパフォーマンスが低下します。

結構忙しい状態があっても、睡眠時間はしっかり確保したい方。無理して夜遅くまで仕事をしても、翌日以降の仕事に悪影響するのがわかっているので、しっかりと睡眠をとります。

わたしはそのような状態なので、40歳代の半数が睡眠6時間未満というのはかなり驚かされました。

そのような状態で毎日の健康状態は維持できるものなのでしょうか。

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世界的に見ても平均睡眠時間の少ない日本人

寝不足の国「日本」とよく寝る国「南アフリカ」

日本の夜

世界では平均的にどれぐらい睡眠をとっているのか調べてみました。

統計を見てみますと、日本は世界的に見ても平均睡眠時間の少ない国であることがわかります。

国民の平均睡眠時間(対象年齢15~64歳)
1.南アフリカ     9時間22分
2.中国        9時間02分
3.インド       8時間48分


28.日本        7時間43分
29.韓国        7時間41分
OECD「Balancing paid work, unpaid work and leisure 2014」

日本の平均睡眠時間は7時間43分。一位の南アフリカと比べると日本との差は1時間39分。

年間にすると600時間近くも睡眠時間の差があることになります。

そもそも日本人から見れば、南アフリカの9時間22分という睡眠時間の長さのなんとうらやましいこと!

休日だってそれだけ寝られるもんじゃありません(同じアジア圏の中国の平均睡眠が9時間というのも意外です)。

日本人40代の平均6時間睡眠とは

世界的に見ても睡眠時間の少ない日本人の中で、さらにすくない40代の6時間という平均睡眠時間。

先ほどの南アフリカと比べると1日で3時間22分。

月にすると100時間近く。年にすると1230時間ほどの差になります。1日24時間なので日数でいうと日本人の40代は南アフリカの人よりも年間50日以上睡眠時間が少ないことに!

一年は365日しかないのに50日!あまりの寝ていなさに驚愕の数字。

極端な言い方をすれば、南アフリカの方が50日間眠りっぱなしの間、日本人の40代の人々は不眠不休で活動しっぱなしということと同じです。

イメージしてみると、なんだか恐ろしいですね。南アフリカの人々が心地よく眠っている間、日本人は何をしているのでしょうか。

日本人の「平均睡眠時間が少ない」のは良くないことなのか

不眠気味

では日本人のように、平均睡眠時間が少ないのは悪い事なのか。これもメディアなどでよく言われていますが、適切な睡眠時間というのは人それぞれのようです。

平均的に8時間以上睡眠をとらなければならない、いや寝すぎると良くないなど研究者によってもさまざま。

いわゆるショートスリーパーという人で毎日3時間ほどの睡眠でパワフルに活動されている方もいれば、9時間寝ないと調子が出ないという人もいます。

年齢によっても、子供などは成長のために長い時間の睡眠が必要でしょうし、高齢者の方などならばそれほど長くの睡眠を必要としません。

やはり睡眠時間はその人の年齢やライフスタイル、体調によって左右されるようなので、一概に日本人が抱える平均睡眠時間が少ない=悪いということでもなさそうです。

起きた時と1日の活動で測ってみる

日本人40代の平均睡眠6時間という結果。これも人それぞれで、これだけの睡眠で大丈夫という人もいれば少ない、もっと寝たいという人もいるでしょう。

大事なのは6時間睡眠続けた場合のパフォーマンスがどうなってくるかということだと思います。

少ない睡眠時間でも全然平気で、高いパフォーマンスを保てる場合はそれでもいいと思います。

しかし、日中ぼーっとする、眠たくて仕方がない、休日に寝溜めしないとやっていけないということになるとそれは問題かも。健康のためにもパフォーマンスのためにも、ライフスタイルを見直す必要がありそうです。

「睡眠負債」大丈夫ですか?

貯金

昨今、「睡眠負債」というワードが話題になっています。わずかな睡眠不足でもそれがたまっていくと、長期的に見て体に大きな不調をもたらすというもの。

ペンシルベニア大学が行った研究によりますと、6時間睡眠を2週間続けた被験者グループの脳の働きは、2晩徹夜したグループと同程度まで低下したとのことです(Wikipedia参照)。

毎日の睡眠不足がたまることで睡眠負債となっていき、やがてうつ病やがん、認知症になるリスクが高まるとのこと。

それを解決するには毎日の睡眠サイクルの見直しが効果的なのだそうです(ちなみに週末の寝溜めは睡眠負債に対して効果はないとのこと。帰って睡眠リズムがくずれる可能性も)。

NHKのサイトで睡眠負債チェックのページがありましたので気になる方はそちらもどうぞ。

日本人にこそ、睡眠の質を高める習慣を

熟睡

ネットなどでいろいろ調べていく中で、やはり日本人は忙しすぎるというのが睡眠不足の大きな原因のようです。

夜遅くまでの仕事や家事。また、ネットやスマホ、テレビなどで深夜まで頭を冴えさせる生活などがこの平均睡眠時間の少なさに影響しているのでしょう。

時間を取れないのならば、与えられた時間の中でどれだけ睡眠の質を上げていくかというのが焦点となっていきます。これは忙しく睡眠時間のとれない日本人にとって、スキルとしても身につけておきたいこと(特に働き盛りの40代の方など!)。

同じ6時間でも浅い睡眠とぐっすり熟睡とでは大きな差があるでしょう。

例えば寝る前にヨガポールなどでストレッチして適度に体をほぐすお風呂にゆっくり入るなど効果的です。

また、不眠気味な人などは「寝たまんまヨガ簡単瞑想」などの睡眠アプリで入眠をサポートしてもらうのもよいかと思います(「寝たまんまヨガ」はほんとオススメです!)。

こうして睡眠の質を上げていくのも重要ですが、平均的に睡眠時間の足りていない人は、やはりライフスタイルを一度見直すことが大切かもしれません。

深夜まで働きすぎていないか、仕事をかかえすぎていないか、睡眠時間をけずってまでこれはやらなければならないことだろうか。見直すことで、足りていない睡眠時間を少しでも確保できるかも。

ただ睡眠時間を確保するというだけでなく、大きな目的は日々のクオリティを上げることです。しっかり寝て、日中元気に楽しく活動するということ。

今後日本人の平均睡眠時間が少しでも上がり、また毎日の満足度もあがる世の中になりますように。

【睡眠についての関連ページはこちら】

>>【睡眠本】眠れない時代だからこそ、寝るための方法が学べる本

>>生産的な1日を送るために「睡眠の10-3-2-1ルール」