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世界の各地で語り継がれる名言「世界で1000年生きている言葉」

よく寝る本

本日も快眠を目指すため、寝る前読書にぴったりな本をおすすめします。

みなさんにも経験があるかと思いますが、何か人生の壁に当たったりした時に、ふと名言集の類を手に取ることがあります。

名言というものは様々な人々がその人生の中で得た、生きるための知恵のエッセンスともいえるもの。

短い言葉の中に、ハッとさせられるもの、今の自分の壁を破るのにドンピシャなものが見つかったりすることだってあります。

そんな名言集。各書籍によって様々なコンセプトにそって選ばれていますが、今回紹介するものは世界の各地で1000年以上受け継がれている名言を厳選した「世界で1000年生きている言葉」です。

ちょっとやそっとの時代の変化では錆つかない、鍛え抜かれた至極の名言の数々とは。

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世界で受け継がれる普遍的な名言の数々

歌人が選ぶ名言集「世界で1000年生きている言葉」

「世界で1000年生きている言葉」の著者は田中章義さん。大学1年生の時に第36回角川短歌賞を受賞した才人。歌人のかたわら、ルポタージュ、絵本、紀行文など様々な執筆業を行なっています。

また、世界中を旅しながらその土地土地で短歌を詠み、世界で8人のWAFUNIF親善大使にアジアでただ一人選出されているのだそう。

そんな田中さんが世界の各地域に行き、地域の人々と話し、暮らした中で得た体験とともに、その土地土地で伝わっている名言を紹介するという形。

「世界で1000年生きている言葉」では一つの名言につき、2ページほど。よくある、名言の意味を紹介するというタイプの本とは少し違い、田中さんが各地域で体験したことと照らし合わせて、その時の感覚にあった土地の名言を紹介するという形をとっています。

世界各地には様々な事情があり名言も生まれる

世界の子供達

世界中の1000年生きている名言が残る地域。すべての地域が平和で牧歌的というわけにはいきません。

戦争や内戦が続く地域、貧困にあえぐ地域など世界各地の厳しい状況や事情も伝わってきます。

日本にいるとなかなかイメージしづらいですが、メディアでは伝わってこないような各地の細かな状況が本書では描かれています。

そういう様々な事情を持つ土地に生きる人々。楽しい時も辛い時もその土地で生き続けた中でだからこそ生まれ、鍛え抜かれていったシンプルな名言。

きっとものすごく辛い事もあったでしょうが、そういう時の生きる指針として、道徳や倫理として、その土地で人が生きていくために必要なことが名言として語り継がれてきたのだなという感想を持ちました。

人一人の人生は短いですが、「世界で1000年生きている言葉」に収録されているその土地で長年生き続けてきた人々の磨き抜かれた言葉は、余計なものが省かれとてもシンプルに美しい名言が多いです(人生に大切なものを気づかせてくれる名言の宝庫「アルケミスト」)。

「世界で1000年生きている言葉」で私が選ぶ世界の名言

平和に関する世界の名言

・一つの平和は、十の勝利にも優る(ドイツ連邦共和国)
・善い言葉は明日の橋になる(アルメニア共和国)
・年寄りたちが犯した罪の罰をこどもたちが受ける(デンマーク王国)
・他の人を許すたび、きみ自身を強くしている(ペルー共和国)
・蟻にも心がある(クロアチア共和国)

幸福に関する世界の名言

・実を食べて、その木を植えた人を思う(ベトナム社会主義共和国)
・悲しむなかれ、笑いは魂の栄養だ(チリ共和国)
・神が与えるものは、人が欲しがるものに優る(ブルキナファソ)
・果実を食べる時、いつも花に感謝をする(ジンバブエ共和国)
・息ある限り、希望がある(ネパール連邦民主共和国)
・与えようとする人が与えられる(ブラジル連邦共和国)

人生にまつわる世界の名言

・良い木に近づけば、良い日陰が得られる(コスタリカ共和国)
・立派な木が一歩あれば、鳥が一万羽とまることができる(ミャンマー連邦共和国)
・咲くのが早い花はしぼむのも早い。すぐにこぼれ落ちない松葉が寒い風にも耐える(ナシ族)
・小事を断念できない人は、大事を成就できない(マダガスカル共和国)
・自然から離れたら、心が固くなってしまう(ラコタ族)
・屋根が広ければ、積もる雪も多い(イラン・イスラム共和国)
・使わないと古くなる。よく使っていると新しくなる(カンボジア王国)

時をかけて磨き抜かれたシンプルな名言

「世界で1000年生きている言葉」の中でも私がとりわけいいなと思ったものを紹介させていただきました。

一見シンプルすぎて当たり前のように感じる名言もありますが、それが上っ面の言葉ではなく長い年月をかけた中で間違いのない普遍的な格言であるところが重要です。

「世界で1000年生きている言葉」に収録された名言からは各土地土地のカラーが伺えます。自然と密接に生きてきた地域の言葉は自然に寄り添った形で。常に戦争を繰り返してきた国は平和の大切さ、貴重さを伝える言葉に。

現代の日本に生きる私からすると、平和に関する事柄は常に当たり前のように感じてしまうのですがそれが貴重なもので、かけがえのないものであるという事を再確認させてくれる名言がいくつもありました。

普段生活していると、発展であったり経済的な豊かさに目が行きがちです。この変化の激しい世の中、なにかと新しいものにアンテナを張らないといけませんが、時には長く変わらないものに目を向ける必要もあるでしょう。

人類が各所で長い年月かけて編み出し、磨き抜いて語り継いできた世界の名言。「世界で1000年生きている言葉」をぱらぱらめくり、ふと立ち止まり、それらに耳を傾けて振り返るのもよいかと思います。

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